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立教学院「太刀川記念交流会館」

2007年8月 さいたま市の立教大学新座キャンパスの敷地に「太刀川記念交流会館」が、竣工した。立教学院関係者の交流、コミュニケーションの場としておちつきのあるインテリアには、サクラや松の無垢材が、ふんだんに使用されている。
吹き抜けホールの壁面には、サクラの練付け材が目透かしで張り上げられた。正面壁面のレンガタイルと打放しコンクリートの柱。トップライトからの光りがつくる陰影に異なるマテリアルの質感が、浮かび上がる。サクラの壁面には、押しこむと壁面が両側に収納され、スクリーンが現れる仕掛け等が備えられている。

竣 工 2007年8月
  • 鉄骨の内部階段
    サクラ積層材を使用した踏み板のディテール。ノンスリップ加工の段鼻と踏み板との断面が、積層材のラミナー芯でデザインされている。 トップライトから光が差し込む内部吹き抜け。手摺子は、サクラの積層材。上部ルーバーはスプルスの無垢材である。無垢材をふんだんに使用して素材の存在感が、伝わってくる温かみのある空間となっている。

  • 軒先のパーゴラ
    エントランスから続くパーゴラは、鉄骨の枠組みに着色した米松の無垢材が、ステンレスパイプを通し、ひとつひとつ丁寧に組み立てられた。