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なないろレディースクリニック

全国でも有数の規模を誇る産婦人科専門病院の新棟が開設。出産する女性と新生児の心身の健康を第一に考え徹底的に天然素材にこだわり、木材をふんだんに使った癒しの空間が実現した。建物は木造平屋戸建住宅のような入院棟を「ストリート」と呼ぶパブリックスペースが繋ぐ、米松大断面の構造材の梁型を現し、内外の壁面は天然杉板張り、床にも天然木オークフローリングが使用された。

受注先 東武建設㈱
設 計 ㈱黒田潤三アトリエ
竣 工 2018年9月30日
  • 米松大断面の梁が10mを超えるロングスパンの空間支える。広々としたパブリックスペースはトップライトの自然光と壁に埋め込まれた間接照明がほのかな明るさを演出し、壁面杉材の木肌が、自然光に照らされ、柔らかな陰影を作る。

  • パブリックスペースには、出産をむかえる女性のケアにゆったりとした談話室の他に美容室が2部屋とアロマルームも設けられている。

  • 高い天井のトップライトから自然光が降りそそぐ外来棟の中待合室。曲面の天井は間接照明も照らされ、明るく清潔な診察室を繋ぐ癒される空間で、病院の廊下にいるイメージからはほど遠い。

  • 入院棟の病室は、23室の各部屋がセパレートされた木造戸建てのプライベートな個室からなる。オークの床材と杉板の天井材、木製サッシュとふんだんに木材が利用されアットホームな空間となっている。