外壁は、打ち放しコンクリートと自然木縁甲板張り。木製縁甲板は、不燃耐候性浸透させたアセチル化木材で、壁面寸法に合わせて製作。金属目地に合わせ１４０ｍｍの本実目透かしにて施工している。

海に面した湾曲した開放的なエントランスホール。震災展示ホールへは、木製フローリングと自然木製リブの壁によるモダンなのテラスである。災禍をもたらした海がカーテンウォールの向こうに陽光を浴び穏やかに広がる。

受付カウンター等の家具類は、全て人工大理石の仕上げである。

内壁の木パネル：不燃加工した杉材を赤松杉練付けの不燃台板にリブ状に並べたうえ、ウレタン塗装してユニットパネル化して施工された。